「楽しむ」

「どういう生徒が伸びますか？」という質問には、「授業を楽しめる能力を持っている生徒は最強です」とお答えしています。授業で出来た問題があった時に、会心の笑顔を見せたり、ガッツポーズを取るようなリアクションをする生徒は間違いなく伸びていきます。

しかし、たいていのことはやり始めたばかりの時は楽しさを感じられません。自転車に乗れない、泳げない、スキーで滑れないという段階では、「楽しめ」と言われてもなかなかできるものではありません。ある程度のできるところまでは「続ける」ことが大事なのです。そして、「続ければ、楽しいという段階まで行ける」という経験を勉強以外のことでも積んでいる生徒は、努力を続けることができるというのも要素もあります。