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ありがとうとごめんなさい

ありがとう

ニューヨークの人気レストランで「チップを全店舗廃止する」というのがニュースになっていました。ダニー・メイヤー最高経営責任者はチップ廃止の目的について、その方が従業員1800人のキャリアのためになると指摘しています。「チップを廃止すれば、収入の増加やプロとしての成長を望む従業員が、職務実績に基づいてそうした機会を得られる」という話です。

長い間続いている文化なので、チップ廃止がすぐに大きく広がることはないと思いますが、有名シェフのトム・コリッチオ氏はチップのために働くという考え方はもう過去のものだと思う」とも語っています。

日本にはチップの文化は(一部の高級ホテルや旅館以外には)ほとんどありませんので、海外旅行に行くと、チップのためのコインを準備するのは大変ではあります。でも、海外という不安な場所で素晴らしいサービスを受けたときに、チップをあげたいときも沢山あったのも事実です。さまざまな文化の違い(=良さ)を考えさせてくれるニュースでした。

外国でも日本でも、何かを相手にしてもらったときには、「ありがとう」「サンキュー」は心掛けていうべきですね。この点は、おもてなしはできても、日本人はまだまだかも。

まずは、家族間で「ありがとう」の輪を。

ごめんなさい

ゆるすということは、覚悟をもって全部許すということ。戦国武将の逸話です。

加藤嘉明は、南京の陶器である10枚そろった「手塩皿」を宝物にしていました。大事なお客が来た時は、いつもこの手塩皿でもてなしていたといいます。

ところがある日、側近の若者が誤って皿を一枚割ってしまいました。若者は青くなり、大事な殿様の宝物を割ってしまったので、打ち首になるだろうと死を覚悟した。しかし嘉明は残りの9枚を持ってきて、なんと残らず全て割り始めたのである。これには若者も驚いた。すると嘉明は、

「残りの皿をそのままにしておくと、この皿を出すたびにお前は仲間から白い目で見られる。だったら全て無くしてしまえばいいのだ」

ラグビーの「ノーサイドの精神」と同じです。


一度許したことを、後々持ち出しては怒る、ということを繰り返さないようにしたいものです。

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