・いまの自分を変えたい、もっともっと成長させたいという気持ちは誰にでもあります。けれども、そこにはっきりしたスタートラインがなければ、いくら自分で「ドン」と号令をかけても走り出せないことがあります。非常に気弱な言い方をすれば、わたしたちはその気になってもすぐに動かないし、切羽詰ったものがなければつい、「いずれそのうち」と言いかねないのです。そこで一つの考え方を提案してみます。
それは、「いまがラストチャンス」と考えることです。
ワクワク
・成績が伸びる生徒の共通点は、試験に「ワクワク」することです。
模擬試験のような腕ためしのケースでも、ふだんから勉強を怠っている人は、「えーい、当たって砕けろだ」としか考えません。その結果、予想通り点数が悪くても、「勉強しなかったから仕方がない」で終わりです。答案用紙の内容を吟味する気にもなれません。きちんと勉強をしてきた人は、自分の弱点チェックのために模擬試験を受けます。たんなる腕試しとか、まして「当たって砕けろ」とは考えません。本番の試験に備えて、いまの自分の力をチェックできるのが模擬試験だとわかっています。したがって「ワクワク」するし、失敗も怖くないのです。
ある生徒は、2月1日「先生、楽しみになってきました」といって受験会場に向かいました。結果は、見事憧れの学校に合格です。
人生の真理
・短所だらけだとこけにされる。短所がないと愛されない。
・わからないことがあるという人は、わかっている。
・本当にわからない人は、何がわかっていないかすらわからない。。
・全人類の未来についてなど、現在の歯痛に比べたらなんでもない。
・自分の部屋で拾ったお金は、もともと自分のものであって儲けではない。
・親にとって、子供のリクツはすべてへリクツである。
・子供が購入をねだるのは、必ずクラスの「みんなも持っている」もの。
・この「みんな」が単に2~3人を意味しているときは、普通の子である。
・掛け値なしに本当に「全員」である場合、その子は驚異的忍耐力の持ち主である。
《受験生向き》
上から3つめと4つめは、復習すればするほど「苦手が見えてくる」ことがありますので、その時の心構えとして。