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できた

最後まで

「できた、終わった」と思った瞬間、脳は能力を停止します。

つまり、まだ終わっていないのに、「できた」と思ってしまうと、脳は「もうこのことは考えなくても良い」と判断するのです。
仕事や勉強をしていて、まだ完全には終わっていないのに、「だいたいできた」と考えることはありませんか?
これは、脳に「止まれ!」と言っているようなものなのです。

たとえば、試験を終えて帰ってきた子どもに「どうだった?」と尋ねたとき。
「だいたいできた」と答える子どもは、あまり成績が伸びません。

「ここがダメだった」と具体的に言え、そのできなかった部分にこだわってこそ、勉強ができるようになるのです。


真剣勝負

剣道の達人の方から、
「本物の刀で対戦すると、有段者が素人に勝つとは限らない」といいます。
「火事場の馬鹿力」という言葉もあるように、人間の脳は、普段は100%を出さないように出来ています。
危機感が脳のパフォーマンスを最大限に引き上げることを示した例といえるでしょう。
「窮鼠、猫をかむ」「火事場の馬鹿力」といった言葉は、人間がこうした脳の反応を体験的に知っていたことからできたものだと考えられます。

また、日常生活においては「悔しい」と感じることが、脳の力を引き出す強力なファクターとなります。
というのも、「悔しい、今度こそやってやろう」と思えると、自己報酬神経群が強く働くことになるからです。
悔しいと感じられる「負けず嫌い」は、立派な才能であるといっていいでしょう。

緊張

よく「もてる能力を発揮するには、緊張していてはダメだ。リラックスしたほうがよい」と言う人もいますが、これは大きな誤りだとスポーツの世界では言われています。

緊張感は身体の調子を上げる役割をもっています。
気持ちが高まると、交換神経が刺激され、心臓や呼吸器が活発に働き、脳や手足に十分な酸素を送り込むのです。
運動のエネルギーとなるブドウ糖も、交感神経が刺激されてアドレナリンが放出され、肝臓のグリコーゲンを分解することでつくられます。
「ここぞ」というときの緊張感は、脳が身体の機能を最大限に活かすためのものであるといってよいでしょう。

特に、「自分は緊張するから本番は心配だ!」という人は、緊張したほうが、しないよりは絶対結果がいい!と言い聞かせることも大事です。

man on brown wooden stage playing the guitar
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