「ストロングタイズ(強い結びつき)」と「ウイークタイズ(弱い結びつき)」という言葉があります。
前者は家族や親戚、親しい友人などで、後者はそれほど親しくない知人とのつながりを意味します。
その2つを比べてみると、ウイークタイズでつながっている人からは、身近にない新しい情報が得られる可能性が高いと言えます。
しかも、ウイークタイズで結ばれている知人の社会的地位や所得が高いほど、いい就職先が見つかる可能性が高いというのです。
日本人は外人と比べると、なかなかウイークタイズを作っことが苦手です。これは、日本人が身内に対する「安心」を大切にし、それ以外の他者に対する「信頼」を育んでこなかったことに起因する問題でもあるという分析をする形もいます。
6年の間、先輩・後輩の絆を深められる、また母校には恩師がずっといらっしゃるという意味で、一生のウィークタイズをつくれるという意味でも、私立中学受験は意味があるのではないかと思います。
人間関係で悩んだ時
・雨降って地固まる
・渡る世間に鬼はない
・出る杭は打たれる
・情けは人のためならず
・下手の考え休むに似たり
・角を矯めて牛を殺す
・禍福は糾える縄のごとし
・窮すれば通ず
・可愛い子には旅をさせよ
講演会などで、「可愛い子には旅をさせよ」というのが中学受験の根底に流れるテーマではないでしょうか?というお話をさせていただいています。
旅ですので途中でさまざまなトラブルもあるでしょう。
ただし、その終着駅が、ハッピーエンドでありますように、心よりお祈り申し上げます。