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タコの愛情

タコ

真ダコは、海に住むほかの多くの生き物のように、自分の身を守るウロコや固い殻をもっていません。そのためか、真ダコはとても用心深く、縄張り意識も強い性格です。もちろん卵を産む場所にも細心の注意を払い、安全そうな場所に産卵できたとしても油断することはありません。卵が魚などの襲われないように、また新鮮な水を送りつづけるために、母タコは卵のそばから片時も離れずに過ごします。そのため、母タコはまったくといってよいほど食事をとらないそうです。

卵が産み付けられてから約1ヶ月後、子ダコたちは卵を飛び出し、海流に乗って旅立っていきます。そして母タコは巣立っていく子どもたちを見つめながら、その命を終えるといいます。

ハト


紀元前776年、古代オリンピックがギリシアで初めて開かれたとき、貴族出身の若い選手が優勝の喜びを郷里で待つ母親に伝えるため、手紙をハトにくくりつけて飛ばしました。近代五輪のオリンピック憲章では、開会式でハトを使うことが義務付けられています。それは、この母子のちょっとしたエピソードのが由来になっているのです。

サイチョウ

東南アジアに住むサイチョウは、体長1mを超えるものもいる巨大な鳥ですが、ロマンチックバードという風変わりな異名をもっています。
オスがメスの体にあった木の穴を探し出して巣をつくり、そこにメスを入れると穴にふたをしてしまします。穴の中で卵を産んだメスは、子どもが巣立つまで外に出ることはありません、その間はオスがせっせと食べ物を運ぶのです。

しかし、メスがいる巣の前に若いオスが行列をつくっていることがあります。
彼らは子育ての手が足りないときに、手伝ってくれているのです。よその家のこどものためにエサを加えたオスが3匹も4匹も並んでいる光景は、とても微笑ましいもの。もし夫であるオスが死んでしまっても、まわりのオスたちが巣にとじ込まれいるメスと子どものたちのために、エサを運びつづけるといいます。

家族だけでなく、地域の人たちも一緒になって子育てをする。そんな習慣が、サイチョウの社会にはあるのです。

orange octopus wooden toy on white table
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