昭和を知る
グローバル化と言われますが、日本の地方の文化や来年は2つ前の元号になる昭和時代を学ぶことは人間の幅をつくると思います。
中島みゆきさんの歌詞が好きですが、「時代」「糸」とともに名曲である「ホームにて」。1977年のヒット曲「わかれうた」のB面(→これがもう昭和)になります。
「乗れる人は
急ぎなさいと
やさしい やさしい 声の駅長が
街なかに叫ぶ」
中島みゆきさんは、歌詞の解釈を説明しない方ですが、歌詞中の「空色」とは何か?などをそれぞれが考えていくのも面白いと思います。どこかの入試で、出題されないかなあ。
もう、中島みゆきレベルは古典でも良いと個人的に思います。
入試問題の穴
実際に出題された昭和の言葉(国語の素材文含む)たち。出題する学校の先生が鈍感だと難問に変わります。
・うだつ
・ダイヤルを回す
・電話ボックス
・巻き戻し
・柱時計がなる
・縁側、縁の下
・土間
・お茶の間
・ブラウン管
・胡麻豆腐(ある学校の宿泊研修で出たときに、ゴムみたいで食べられないという声があがったとか)
・おひつ
・急須
・ちゃんちゃんこ
・乳母車(ベビーカーというと納得します)
マッチ棒クイズの「マッチ棒」を見たことがない生徒も出てきました。花火とかどうすんの?と聞いたら、チャッカマンだとか。そちらの方が、安全ですからね。
寿限無
ムダなことを覚える暇があったら、試験に出ることを覚えたほうが良いと思う方は、ここから先は読まなくてもOK、個人的には、小4をターゲットです。
落語に「寿限無」というのがあります。(全文はネットでご覧ください)。その中で、自分の子どもを幸せにしたくて、縁起の良い言葉をたくさん入れ込んだという例があります。
寿限無寿限無(じゅげむじゅげむ)
五劫(ごこう)のすり切れ
海砂利水魚(かいじゃりすいぎょ)の水行末(すいぎょうまつ)
雲来末(うんらいまつ) 風来末(ふうらいまつ)
食う寝るところに住むところ
やぶら柑子(こうじ)のぶら柑子
パイポパイポ
パイポのシューリンガン
シューリンガンのグーリンダイ
グーリンダイのポンポコピーの
ポンポコナの長久命(ちょうきゅうめい)の長助(ちょうすけ)
今日は20回音読
次の日も20回音読
・・・・毎日、少しずつ続ければ、必ず覚えるようになります。(保育園の園児がおぼえられたという事例もあります)しかも、音読していると口と耳を同時に使っているので、1回覚えたら意外に忘れないものです。さらに、書くと手も使いますので、最強ですが、今回は音読の意味が体感できると良いでしょう。
海外でも落語を知っている方は多いので、将来、自己紹介のときの財産にもなるかもしれません。