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三島由紀夫

三島由紀夫は、幼少期は病弱で、祖母のもとで溺愛されて育ちました。その祖母に連れられて観た歌舞伎の舞台などは、その後の美意識形成に大きな影響を与えたとされています。また、学習院初等科に入学してからも、一人ぼっちのことが多く、友だちと遊ぶよりも冒険小説や童話などを夢中になって読んでいたといいます。

作家だけではないでしょうが、小中高という時代に、誰に・何に出会ったか?というのは本当に大切なものと思います。

三島由紀夫の幼いころにつくった作文、詩、短歌が、今でも残っていますが、そのテーマは「春」よりも圧倒的に「秋」が多かったといいます。春に憧れながらも、滅び行くものに美を見出すという晩年につながります。

遠藤周作

遠藤周作は、同世代の作家である三島由紀夫を尊敬していました。自分より2つ年下でしたが、いつも「三島さん」と呼んでいたといいます。

その三島由紀夫が切腹した次の日、たくさんの人がインタビューに来ました。その時、「三島さんについて、今いろいろと喋っている人間たちを絶対信用するな」という言葉を残し、その後は周囲を拒絶するように一切口を開かなかったといいます。

他人のことを<わかったような顔で>テレビで解説している人間が許せなかったのでしょう。人間の行動の原因はたった一つで説明できるほど簡単ではない。もっと人間の心は複雑で重層的なもの、というのが遠藤周作の作品のテーマでもありました。

素直

遠藤周作さんは、小さいときにこんなエピソードがあります。

周作少年は、朝顔の種を庭に蒔いたとき、母親に「毎日水をあげなさい」と言われて、雨の日も、雨合羽を来て水をやっていました。すると兄から「雨の日は水をやらなくてもいいんだ」と言われ、兄ちゃんはなんて頭がいいんだと思ったということです。

大器晩成。
素直は、大きな才能。

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