人と人が関わりあうコミュニケーションの基本的な動作は「共感」から生まれます。東日本大震災のときにNHKの記者の方は、次の言葉を使わなかったといいます。
「被災者」
「がれき」
「壊滅的」
スポーツの世界では、運命の一戦や絶対に負けられない戦いと言い過ぎ。
最高の教材
アイルランドの作家、ジョセフ・マーフィーの言葉。
<子どもは親の言うことはきかないが、親のする通りにはするものです。親の生き方こそ子どもにとって最高の教材です>
親の部分を講師にも置き換えて研さんをつみたいと思います。
<人はみなそれぞれ 違った魅力と才能を持っています。 一人として同じではありません。 だから特定の人を 他人と比較してはなりません。>
<自分を愛せない人を他人は決して愛しません。人から愛されたいと思うなら、まず自分自身を愛することから始めなさい。>
なし、りんご
子どもらしいエピソード:
□お母さん「今日はおやつ無しにするからね」
子ども「梨?りんご?」
□「アンパンマンってなんでも暴力で解決するからよくないよね。だからいつまでもバイキンマンとの戦いが終わらないんだよ」
□子ども「宿題、疲れた~」
お母さん「遊んでいるときは全然疲れないのにね」
子ども「集中は疲れるけど、夢中は疲れないんだよ!」
忘れない
「学びを結果に変えるアウトプット大全(樺沢紫苑・サンクチュアリ出版)」より
<インプットしても、その情報を何度も使わないと、すぐに忘れてしまいます。脳に入力された情報は、「海馬」というところに仮保存されます。その期間は、2~4週間です。海馬の仮保存期間中に、その情報が何度も使われると、脳はその情報を「重要な情報」と判断し、「側頭葉」の長期記憶に移動します。一度、側頭葉に記憶されると、その記憶は忘れづらく、長期間覚えていることができます。コンビニでお金を「レジ」に仮保管しておいて、お金が貯まったら「金庫」に移すようなイメージです。>
さらに、「問題文に線を引きなさい」の意味。
<「読む」というのはインプットです。ただ「読む」だけでは、記憶に残りづらく、数カ月するとほとんど忘れてしまいます。その「読む」という行為を、一瞬でアウトプットに変える方法があります。それが、「書き込み」をしながら読む、ということなのです。アンダーラインを引く。字を書く。いずれも手を動かし運動神経を使う「運動」ですから、アウトプットです。そして、文字を書くことで、脳幹網様体賦活系(RAS)が活性化されて、「注意せよ!」というサインが脳全体に送られます。>
特に最近の入試問題は、問題文(リード文)が長くなっていますので、作業は大切です。
聖光学院の算数の問題文は、1問で900字あるものもありました。