石川町駅中華街口から徒歩30秒
中学受験国語専門塾です

北の果ての小さな村で

北極圏に位置する島国グリーンランド。東部に、人口80人しかいない小さな村があります。そこに、28歳のデンマーク人のアンダースがチニツキラークの小学校に新人教師として赴任しました。言葉や習慣の違いから、ろくにアンダースの授業は成立せず、村人からもデンマークの当たり前を押しつけるなと反発され孤立します。学校をさぼった生徒のアサーを叱るために家庭訪問に行くと、「この子は猟師になるのだから、学校には行かせる必要がない」とアサーの祖父母に逆に詰め寄られるありさまです。

最後はアサーの「猟師になりたい」という夢に心動かされたアンダースは、村人たち何人かで犬ぞりを使ってシロクマを狩りに行くシーンが描かれます。猛吹雪の中、死にそうになるなどの困難を乗り越え、数日間かけて獲物であるシロクマを見つけました。しかし、2匹の子連れ。

そこでの決断は、
「シロクマは子ども連れだから、鉄砲で撃つわけにはいかない」

また数日かけて、村までの道のりを帰ります。せっかく命がけで狩りにいったのに<もったいない>、シロクマを持って帰れば<英雄なのに>、何より<食糧(お金)にありつける>、などの考え方を自分だったらするだろうにと思います。

主人公のアンダースをはじめ、村の子どもたちは、全て本人が演じているというリアリティ。
現在もアンダースは、村で教師をしているとのこと。自分も講師の一人として、大変勉強になりました。

図書館

3時間半に渡る長編映画の「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」をみてきました。
ニューヨーク公共図書館は、19世紀初頭のボザール様式で知られる本館と92の分館からなる世界最大級の図書館です。図書館に誇りと愛情を持って働く司書の方々だけでなく、ボランティアの姿などがリアリティもって描かれています。

圧巻だったのは、予算をいかに確保するのかなど、連日繰り返される幹部の会議の様子。デジタル革命にいかに対応するのか、ベストセラーを買って貸出数を増やすのが良いのか、それとも貴重な資料となる本を残すのか?白熱の議論の様子を見ると、会議は日本人の一番苦手とするところではないかと感じました。(映画「アムステルダム国立美術館」をみた時も同じ感想でした)

図書館は、街の中心であるべきだと思います。
ニューヨークでは、パソコン教室など雇用確保のための活動も盛んに行われています。

「学校の中心も図書館である」と説明会で言われる学校さんもたくさんありますし、私もその通りだと思います。学校見学の時に、「生徒さんは何冊ぐらい本を読まれていますか」「図書館にどんな工夫をされていますか」と質問されると、色々なことが見えてくると思います。

assorted books on shelf
Photo by Ivo Rainha on Pexels.com