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大げさに考えない

アランの幸福論

大げさに考えるのはやめて、ものごとをあるがままに見てみることは大切です。
とくに、今はマイナスの状況におかれているなあ、というときには悪いほうに悪いほうに・・とエスカレートして考えてしまう傾向にあります。「なぜ自分だけ・・」「どうせ努力しても・・」
などという考えが出てきたときには、黄色信号。

幸福論にはこんな記述があります。
「あなたが今おかれている状態は、ほかの人たちと少しも変わりはない。ただあなたは、不幸なことに頭がいい。そのため自分にことに意識を向けすぎて、悲しくなったりうれしくなったりする理由を知ろうとするのだ。」

さらに、大げさに考えるよりも、気軽な行動や気分転換が大事だとも言っています。
「バイオリンでも手にとって弾きはじめるほうが、頭で感情を追い払おうとするよりもずっと簡単。これが賢人の知恵である。」

「ふさぎこんでいる人に言いたいことはただひとつ。『遠くに目をやろう』。人間の目はそんな近くに焦点を合わせるようにできてはいない。だから宙を見つめると安らぐのである。星空をながめるとき、あるいは果てしない海をながめるとき、目の緊張が完全にほぐれる。目がほぐれると心が解き放たれ、足取りも自信にあふれる。自分の内部のすべて(臓器までも!)がほぐれ、しなやかになる。」

酸素と栄養分

勉強のとき、脳が働いてくれるかどうかは大変重要な問題ですが、
ただ働けといってもそれは無理な話で、それなりの条件を整えてあげなければ
なりません。

その条件とは、「酸素」と「栄養分」の十分な供給です。

脳にとっての必要な栄養分とは何でしょう?

まず挙げられるのがタンパク質です。これは、牛乳、大豆、魚、肉などに含まれており、成長期には欠かせない栄養素です。また、タンパク質には体温を上げる効果があり、これをベースにした食生活を続けていると、ヤル気が出てきて持久力がつくといわれています。

また、受験勉強ではストレスがたまってきますが、これらを和らげるのに有効なものがカルシウム、ビタミンB1などです。このうちカルシウムは牛乳、ヨーグルト、煮干、ゴマなどに含まれ、ビタミンB1は豚肉、豆、魚、胚芽米などに含まれています。カルシウムが不足してくると、落ち着きがなくなるなど感情が不安定になり、物事に集中しにくくなります。甘いものや加工食品を多くとりすぎると、余分な糖分が乳酸になり、これが血液に入って身体を酸性化にします。

人間の身体は弱アルカリ性ですから、大量のカルシウムを投入にして弱アルカリ性に戻そうとします。そこでカルシウム不足となり、大脳や神経の安定が保てなくなってしまいますので、注意が必要です。

その他、勉強に必要な栄養素として、鉄分、炭水化物などが挙げられます。鉄分は赤血球に含まれるヘモグロビンの大切な成分で、これが不足すると貧血になり、酸素を十分に供給できんじゃくなるので脳の働きも悪くなります。炭水化物は身体のエネルギー源になり。スタミナのある身体を作るうえで必要なものです。鉄分を多く含む食品としては肉類、卵、海藻類があり、炭水化物を多く含む食品としては米、パン、イモ類があります。そして、これらの栄養素を十分に活用するためには、野菜や果物を食べ、各ビタミン類を積極的に取ることを心がけてください。

食事のことでもう一言付け加えるならば、よく噛むことも大事なことです。最近はハンバーグなどやわらかい食品が多いようですが、よく噛むことは消化を助け、同時に頭の働きも良くするものだと心得てください。

最後に、
「いつも温かい食事を準備してくれる家族に感謝!」

round stainless steel bowl with cooked meat and vegetables
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