女子校の得意なこと

中学受験では、男子の精神的な幼さに苦労することもありますが、精神年齢が高くなり反抗期を迎えた女子に苦労することもあります。

講演会で、「主人も連れてくれば良かった」と言われる内容をご紹介します。お父さんに反発する小学生高学年女子（小５〜中２まで当てはまると思います）に対する父親の対応には大きく二つに分かれます。①俺の言うことを聞けと高圧的に抑え込むタイプと、②嫌われたくないがために「あまあま」になるタイプの二つです。前者は、子供さんの反発がより強くなり、後者は叱り役をやらなくてはいけないお母さんが割りを食います。このように、反抗期の小５〜小６の女子の扱いは難しいものであり、みなさんが苦労されています。

とすればどう対処すれば良いか？「後悔しない中学受験１００」（かんき出版）という本にも書かせていただきましたが、お父さんは、いつもお子さんに接して苦労しているお母さんの精神的なサポートに徹していただく方が、うまくいく事が多いでしょう。少なくともデメリットがないのが、この方法の良いところです。

また、思春期女子の取り扱いは難しいため、こんな話もする事があります。「伝統女子校は、多感な時期の女子の教育に特化してノウハウを溜め込んでいる学校です」