漫画「宇宙兄弟」のセリフより
「グーみたいな奴がいて、チョキみたいな奴もいて、パーみたいな奴もいる。誰が一番強いか答えを知っている奴はいるか?」
「ネクタイを締める理由なんてのは1コしかねぇ 仕事が無事に終わった後に“緩める”ためだ」
修正主義
あなたはいま、フランクフルト発ニューヨーク行の飛行機に乗っているところだ。「飛行中、気体が予定されたルート上を飛んでいる」のは飛行時間全体のどのぐらいの割合だと思うだろうか?
正解は、なんと「ゼロパーセント」だ。
飛行機の窓際の席に座って翼のふちのあたりを見ていると、「補助翼」がしきりに動いているのが分かる。補助翼の役割は、飛行ルートを絶えず修正することにある。自動操縦装置は、毎秒何回も予定位置と現在位置とのずれを感知し、舵(かじ)の役割を果たす翼に修正指令を出している。
あなたも知っての通り、物事がうまく運ぶことなどほとんどない。人生は常に乱気流の中にあって、私たちはありとあらゆる種類の横風や、予想外の急激な天候の変化と闘わねばならないのだ。
なんでも柔軟に修正しよう。
悪口はブーメラン
カメムシは
密閉空間だと
自分の臭いで
死んでしまう。
気持ちを折りたたむ
私立暁星中学校の安次嶺隆幸先生の話。将棋を取り入れた教育をなさっています。
<将棋で言えば、投了(=負けを認める)から感想戦までのプロセスが「気持ちを折りたたむ」ことにほかならない。私たちは子どもたちにも、一局が終われば必ず感想戦をさせている。そして将棋に限らず、このような時間をもつことが子どもには欠かせないのである。思えばむかしの子どもたちのほうが、一日の終わりに気持ちを折りたたむ時間に恵まれていた気がする。夕食の団らんのときに、きょう学校で何があったかを親に話す。親がそれについて感じたことを伝える。それによって子どもは、きょう一日の自分のふるまいを見つめなおし、客観的にとらえなおすことができた。ところがいまは、世の中の強迫観念的なスピード化と情報化に親子ともに追われてしまい、親はつい「早くしなさい」「早く寝なさい」としか言わないタイムキーパーになってしまいがちである。それでは、子どもたちは気持ちを折りたたむことができないまま一日を終えなければならない。>
夜は気持ちよく寝て、朝元気に起きるのが一番だと私は思います。
安次嶺隆先生のお話、もう一つ。
<子どもの伸びしろをつくるために大切なことがもうひとつある。それが「間違えることを恐れない」ことである。>
□この詰将棋を解いてください。ただし答えが間違っていても、1手しか書いていなくても、何か記入してあればすべて正解とします。
というアンケートに対して、少なくとも何か書いた生徒は、
1984年=78%
2005年=43%
「間違えてはいけない」「間違えたら恥ずかしい」という気持ちを植えつける教育が浸透してしまった結果として、衝撃的な結果です。
私は記述の添削で、「まずは書くこと」のハードルが年々高くなっているのを実感します。
俯瞰する
『真剣にやると知恵が出る
中途半端にやると愚痴が出る
いい加減にやるといい訳が出る
やる気がないとため息が出る』
自分のメンタルを俯瞰(ふかん)するときのヒントに。