拝
「はい」という返事の語源が「拝」であるという説があります。
辞書で引いてみると、
拝=頭を下げる礼をする、感謝の意を表する、(偉い人に)会う、(偉い人から)もらう・受ける、(草花を)抜くという意味があり、また行為を表す語の前について謙譲の意を表す。
草花を抜くというのは面白いですが、抜く姿がお辞儀をしている姿に似ているから、と説明してありました。
「はい(拝)」には、感謝の気持ちがあるというところが意外な発見。
投げやりに返事をするのではなく、自分の名前を呼ばれた(存在を認めてくれた)ことに対して
感謝するということです。
気持ちよい返事は、誰でもできますが、続けることができれば素晴らしいことです。
おはようからおやすみまで
家族の会話をこうした方が成績が伸びます、反抗期にも対応できますというアドバイスもありますし、その通りのものもたくさんあります。しかし、その前に家族の中で「あいさつ」が行われているかというのが前提であると思います。
「おはよう」
「いただきます」
「ごちそうさま」
「いってきます」「いってらっしゃい」
「ただいま」「おかえりなさい」
「おやすみなさい
今日の家族のあいさつ、いかがだったでしょうか?
セトモノ
セトモノと
セトモノと
ぶつかりっこすると
すぐこわれちゃう
どっちか
やわらかければ
だいじょうぶ
やわらかいこころを
もちましょう
そういうわたしは
いつもセトモノ
(相田みつを「いのちのバトン」:角川文庫より)
そういうわたしはいつもセトモノというところで、ほっとさせられます。
ほかにも「負ける人のいるおかげで勝てるんだよなあ」