曽野綾子さんの「幸せの才能」より。
犯罪を犯すひとたちに欠けているのは、才能でも学歴でもなく、忍耐なのだということは、最近の事件のたびによくわかる。
つまり仕事が長続きしない人たちが、世間を騒がすような事件を起こすのである。小説家の仕事も忍耐そのものである。
数千枚の作品でも、一字一字、毎日書いていく。料理人も、竹かごを編む職人も、コンクリートを打設する人も、農業に従事する人も、すべてが忍耐を基本にしている。
しかし忍耐が一番必要なのは、人を愛する心を示す時だ。
相手を大切に思うなら、その人の行動にじっと耐えて、決して見捨てないことなのである。実に忍耐は、人間の最高の徳を裏から支える強さである。だからとにかく忍耐のできる子供を育てた親や教師は、まちがいなく教育に成功したのである。
50年前より、確実に便利な世の中(家電製品がしゃべりまくる)になっています。だからこそ、忍耐力があることは大切です。
セーフティ・ブランケット
幼稚園のころまでの思い出。
小さい子には、肌触りのいいタオルや毛布、またはぬいぐるみなどそれさえ握り締めていれば、安心してご機嫌になれる「セーフティ・ブランケット」と呼ばれるものがあります。お守りや大事な家族との写真、合格グッズなどもこれに入るでしょう。
いつも、身につけていたというのもポイントなので、入試までまだ期間のある今から準備しておいてはいかがでしょうか?
私のセーフティ・ブランケットは、卒塾生やその保護者の皆様からいただいたプレゼントです。