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悩むをタイプ分けする(保存版)

ひとり相撲

『一人相撲をするタイプ』

例えば、「仲の良い友達が最近口をきいてくれない」とします。まず、「友達だから、たくさんしゃべってくれるはずだ(べきだ)」という強烈な思い込みが、悩みを増やします。

次に、「口をきかない=自分に対して怒っている」と決めつけるタイプは悩みがつきません。友達にもいろんな事情があるんだろうな?とかという余裕がないのです。そして、最後に「もう二度と口を聞いてくれないんだろうな」とか、勝手に不安を増殖するタイプです。実体がないもので悩んでいるのですから、解決策も思いつきません。

タイプと書きましたが、誰にも思い当たる節があるのではないでしょうか?悩みについては、俯瞰(鳥瞰)すると解決策が見えてきます。

切り替えが苦手

『切り替えが苦手なタイプ』

世の中には、どんなに必死に解決策を探しても、どうにもならないこともあります。

たとえば、「過去にやってしまった失敗」。今さらどうにもならないと知りつつ、くよくよ思い悩みます。また「他人の気持ち」というのも、本来どうにもならないものですが、いたずらに気にして時間を使うこともあるでしょう。

悩みが多い人と悩みが少ない人を比較したときに、決定的に違うのは、「どうにもならない」ときに出会ったときの反応です。
すばやく頭を切り替え、次のことを考えようとするか、いつまでも悩みの迷宮で悩んでいるかの差が大きいのです。

過去問を解くときに、「この問題はとばして次!」という風に見切る力は、悩みを少なくする練習でもあります。

捨てるができない

『選択(捨てる)ことができないタイプ』

「部活動(習い事)をやめたくないが、成績も不安だ。でも部活動(習い事)はやめたくない…」のように、選択することができずにずるずると時間がすぎて、解決にいたらないケースがあります。

なぜ、解決が先延ばしになるかというと、トレードオフ(何かを取ると他方を失う)という状況では、選ぶということは、それ以外の選択肢を「捨てる」ということだからです。「捨てる」ということのシビアさをに耐えられないというのが、このタイプの特徴です。

このタイプの場合、客観的なデータをいくら集めてきても、解決できないといいます。
例えば「志望校をどこにするか?」というときに、データをいくら分析しても、不安で「他の部分はどうなの?」と気になる結果に陥りがち。

最終的には「データ」でなく、その人の「価値観(どんな人生、どんな学生生活を送りたいか)」をハッキリ決めていくしかないのでしょう。

失敗を恐れる

『失敗を過剰に恐れるタイプ』

未来に進もうとか、チャレンジしようとかすれば、リスクが存在しないということはありえません。ときには、リスクがあろうとも「やるしかない!」という瞬間は存在します。

ところが、悩みやすい人は、リスクを過剰に大きく見積もり、先に進むことをためらうことで、リスクを自分から増やしている人が少なくありません。
このタイプの人は、「失敗する=恥ずかしい」という考えをもっているケースが多いのです。プライドが高くて、傷つくことを恐れていると、なかなか思い切って前に進むことができないのです。

このタイプの場合は、「失敗をしても何とかなるさ」という考えを押し付けても上手くはいかないそうです。「失敗したときの不安」を徹底的に一度洗い出して、そんなに大変じゃないと受け入れて、不安への対処法を具体的にひとつひとつ考えていくことが大切だということです。

boy in a pool
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