我が子がいうことを聞いてくれない、というのが親御さんの悩みの一つです。そこで、コミニケーションの技「アサーション」を紹介します。ビジネスの場面では、研修などで取り入れられているので、ご存じの方も多いと思います。
アサーションとは、「自分も相手も大切にしようとする自己表現で、自分の意見や気持ちを率直に、その場にふさわしい方法で述べること」です。つまりアサーションとは、相互の関係性を大切にした自他尊重のコミュニケーションである、と言うことができます。アサーション(assertion)は、主張・断言などと和訳されますが、日本語に訳すと少し強い表現という印象があるためアサーションの本来の意味にそぐわず、「アサーション」と和訳せずに言ったり、「(さわやかな)自己表現」と言ったりします。また、「自己主張」の意味を持つアサーションですが、単に自分の意見を発信することだけを目的としたものではありません。「人には平等に自分の意見や要望を意志表示する権利がある」という考えのもとに、適切な自己主張をするというのがアサーションの考え方です。昨今では、企業における人材育成だけでなく、学校や医療の場でもアサーションを用いた自己表現のトレーニングが行われるようになりましたが、トレーニングにおいても、率直な自己主張を行いながらも、お互いを尊重することに注意を払います。あくまで対等で相互的な関係を築くことに焦点をおいてコミュニケーションを取ることが、アサーションにおける望ましい対人関係です。
長くなりました。
「子どものことを尊重する」「コミニケーションの際は、対等を意識する」
の2点がポイントとなります。
日本語の特徴
日本語は主語がなくても伝わる世界でも独特な言語です。お互いに察し合うことを大切にしてきました。家族であれば「言わなくてもわかだろう」という気持ちもあります。しかし、家族だからこそ言わなくてはならないことも多いと思います。
