・踏み出した一歩は、もう道夫半ばまできたようなものである。何事も最初の一歩が大事である。
・人は岩や木ではないから、いつかは自分の徳をわかってくれるものである。
・雲は永久に月を隠すものではない。
・人は顔よりも心が大事である。心が素直で気持ちの持ち方が高いと、おのずと顔かたちにも品格は表れる。
・勝負事でも、勝つだけが目的ではなく、何事も潔くすることが目的で、これは人生においても同じことである。
・学問をきわめた人が徳を身につけることは、平地から高い山に登るように厳しいが、徳を修めた人が学問を修得することは、山頂から山の麓に出るようなものである。
・大人も幼児のような心を失ってはならず、幼い子のような透明な心は、見習うべきものである。
・最後の最後にきて、もうだめだと倒れるものはそれ切りで終わるが、もう一度立ち上がれば、後はしめたもので、自分の思いがかなうものである。
・土地はこれを耕すもののために豊かになり、何もしないで秋を待つものには、実りはこない。