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歴史を学ぶ

ちらし寿司

先月、農林水産省が2020年の農業従事者数が152万人と発表しました。5年前の前回調査から約46万人の減少になっています。高齢化の影響は、深刻です。明治以前には、食糧難による餓死や姥捨て、間引きなどの悲惨な歴史が日本にはあることを忘れてはなりません。歴史を学ぶ意義は、こんなところにあります。

江戸時代、食糧難の真っ只中の話。

岡山藩主の池田光政は、ぜいたくをやめさせるために、一汁一菜の節約令を出しました。食事は汁物とおかず1品のみという命令です。たまにはおいしいごはんを食べようとある工夫を行います。それは、ごはんの中にさまざまなおかずを混ぜて、1品だと言い張るということでした。そうして生まれた寿司が、「ちらし寿司」の原型ともいわれています。

ランドセル

日本でランドセルが採用されたのは明治時代。大正天皇が学習院に入学の折に、初代総理大臣・伊藤博文が送ったのが最初とされています。小学校でランドセルが採用された理由は、「両手が自由になりきびきびと歩ける」という風に言われています。(ぜひ、ランドセルを背負う時は、きびきび歩きましょう)しかし、「将来、軍人になるのだから早く背嚢(軍人が背負うもの)に慣れさせよう」という意見もありました。いろんなものに、歴史が反映されています。

今のランドセルは、さまざまな色でジェンダーにも配慮がされています。

小学一年生のちびっ子たちが大きなランドセルを背負って登校する姿は、平和の象徴です。

pink peace light sign
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