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中学受験国語専門塾です

江戸時代・読書

数学者の藤原正彦さんと作家の曽野綾子さんの対談より。

塾では読書も指導の柱にしています。電車の中ですぐにスマートフォンを出してしまう大人が多い中、読書好きな子どもたちが増えていくのでしょうか?

『私は文化には、能動態と受動態の文化があると思うんです。いま、隆盛を極めているのはテレビやゲームなど、どれも受動態の文化ですね。これはとにかく楽なんです。しかし、やはり受身の文化からは何も生まれてきません。読書は、自分で本を選び、1行1行目でおって、その意味を自分なりに考えなくてはならない。自分から能動的に本とかかわっていないと、楽しめない文化なんです』

『幕末に日本を訪れたイギリス人の手記などを読むと、日本を植民地にしようと思ってやってきたら、江戸の町では町人たちが本を立ち読みしている、こんな国はとても植民地にできない、と記されています。世界一の繁栄を誇ったロンドンの識字率が25~30%といわれた時代に、江戸だけでも千数百、各藩に二百とか三百の寺子屋があって、全国平均で50%の人間が読み書きできた。高い教育水準こそが日本のスタート地点であり、国家として生き延びていく最大の強みだったのです。逆に言えば、もし教育がダメになってしまったら、唯一の資源である人材を失って、もう日本には何も残らない』

『イギリスのパブリックスクールのエリート教育は伝統的に3本の柱から成り立っています。まず文学。それも古典をきちんと勉強する。それから数学で、論理的な思考を養う。三番目にスポーツ、それによって、忍耐やフェアな精神、仲間とともにひとつの目標を勝ち取る組織論を培う。日本もその点は見習うべきでしょう』
さらに、全寮制の中学校に進路を検討されている方へ

『全寮制の良いところは同居者に困らされることでしょう?この「困らせる」という言葉に含みがあって、「世の中にはおかしな奴がいるものだ」と思えば寛大になれるし、「あいつは馬鹿だ」と思えば他山の石にすることができる。それに、日常生活をともにすることで、それこそ箸の上げ下ろしまで他人の目にさらされる。24時間一緒にいることで、自他ともに「人間」が丸裸にされています。それはまたとない教育となる』

 
サッカーと修学旅行

「3秒でハッピーになる名言セラピー」(ディスカヴァー・トゥエンティワン/ひすいこたろう著)より。
≪サッカーのオフサイドは、「ゴール前で、ボールを味方から受けるときには、ゴールキーパーのほかにもう一人敵がいなくてはいけない」というルールのことです。このルールのおかげで、サッカーって細かいパス回しが発達したり、ディフェンスの裏をついたり、ハラハラドキドキものすごくおもしろいゲームになっているんです。「くそー!あの人さえいなければうまくいくのに!」と思うことってありますよね、しかし、実はあの人がいるから、ゲームがおもしろくなっていることに気づいていましたか?障がいは、ゲームをおもしろくするルールなんです
この世で一番楽しい旅行は、

「修学旅行」!
アオハルです。

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