自己複雑性
心理学者リンビルは、「自己複雑性」という理論を唱えています。
自分を多面的にとらえず単純にとらえている人は挫折に弱い傾向にあります。逆に、多面的にとらえている人は挫折に強いということです。自分はいい加減なときもあるし、几帳面なところもある。内向的な面もあるし、外交的な面もあると多面的にとらえられる人は自分を許すことができるそうです。
また、同じことは他人にも。
自分もそうですが、人には場面によって色んな顔を持っています。
登山
『登山には、「タクティクス」(戦術)があって、登頂するまでにどのようなコース取りをするか、さまざまなスタイルがあるんです。そのうちの一つに、ベースキャンプから少しずつ前進キャンプを設営していき、何度も高度差のあるいくつかの基地を往復して、最後に登頂にアタックするという方法があります。そうしているうちに疲弊しすぎたら一度ベースキャンプからさらに下の村に行ってみる、という作戦を練る。山では、ひたすら攻めるだけではなく、休むことも大事です。』