ハーバード大学法学部入学のための口頭試問の問題。
『車の通らない真夜中に赤信号で道を渡るのは違法か?』
小6の授業で、記述させたら素晴らしい答えがたくさん出てきました。空欄のままで手を止める生徒がいなかったのは素晴らしかった。
こう書かないとダメという正解はありません。
自分は賛成か反対かの立場を明確にして、理由を自分なりに書けばOKです。
このテーマをもとに、友達と議論できるようになったら大したものです。
南アフリカの貧民街
南アフリカの貧民街では、手を洗うとかお風呂に入る習慣がありませんでした。伝染病で毎年数千人の子供たちが亡くなっていたと言います。そこで、まずは石鹸をつかって手を洗う習慣をつけてもらおうと、さまざまな工夫をしたのですがなかなか定着しませんでした。
ところが、ある方法が見事に大成功を収めました。
その方法とは。。。
石鹸の中におもちゃを入れておく。
子どもたちはおもちゃが欲しくて、一生懸命手を洗ったということです。中には体中を洗い始めたといいます。
素晴らしい。
記述対策
公立中高一貫対策の作文の添削を行っています。他塾さんでも行っている受験プログラムもあるのですが、あまり早い学年から行っても稚拙な文章になりがちではないか?と感じています。(純粋に作文であれば問題なしです)たとえば、高齢社会の対策は、「重い荷物をもっているおじいさんを見かけたら荷物をもってあげる・・・」などになりがちです。まずは文章の型(主語述語・段落構成)をしっかり教えるのが低学年、それから内容に入るのが小5からという風にしないと時間がムダになるかと思います。
例:高齢者福祉が出題された時のポイント
・日本の「寝たきり老人」は、まだ健康でいられるのに、制度のなかで寝たきりにせざるを得ない場合がある。たとえば1人の介護者が25人の高齢者を担当しなくてはいけないような過酷な勤務状況があると、徘徊などの危険防止の方法として場合によっては高齢者をベッドに固定するなど、結果的に寝たきりの状態にせざるを得なくなるわけだ。
・介護者の奉仕精神・自己犠牲に期待するだけでなく、待遇面の改善ももっと真剣に考えないと、充実したサービスは生まれない。(日本の高齢者福祉が後進的なのは、日本人の昔からの敬老精神にもとづく介護意識も一因である)
そしてさらに大事なことは、作文対策を通して、子どもたちが社会に関心を持つことです。