・米国海軍の調査で、特殊部隊(SEALs)の隊員が逆境に耐える際に(ときに無意識に)行っているいくつかのことが明らかになった。そのなかに、心理学的調査で何度も浮かび上がった一つの習性があった。それは「ポジティブな心のつぶやき(だいじょうぶ、だいじょうぶ)」だった。人は頭のなかで、毎分300~1000語もの言葉をつぶやいているという。そのなかにはポジティブな言葉も、ネガティブな言葉も含まれている。そして前向きな言葉は、私たちの精神的な強さややり抜く力に大きなプラスの影響をもたらすことがわかった。
・「人は、やらなかったことを最も後悔する」
コーネル大学の心理学教授、ティモシー・ギロヴィッチによれば、人々は、失敗したことより行動を起こさなかったことを2倍後悔するという。なぜだろう?私たちは失敗を正当化するが、何も試みなかったことについては、正当化できないからだ。さらに、歳を重ねていくにつれ、良いことだけ覚えておいて、悪いことは忘れてしまう傾向にある。そんなわけで、単純に多くのことを経験すればするほど、年老いたときに幸福感がまし、武勇伝も増えるというわけだ。