早稲田大学卒、元公務員。異色の総合格闘技世界チャンピオンである青木真也選手の「空気を読んではいけない(幻冬舎)」より。
□孤独こそが唯一無二の価値をつくってくれる。
□僕みたいな才能に恵まれていない人間が一流を目指すのであれば、生活から贅肉をそぎ落として、極力シンプルにするしかない。何が要らないかをはっきりさせるしかない。
□スポーツは、良い風がふくときも悪い風がふくときもある。舞い上がったり、一喜一憂して、自分のペースを崩す人間が必ずどこかで落とし穴にはまる。勝ってちやほやされても、負けてこき下ろされても、やるべきことを淡々とこなす自分でありたい。
□周囲の目を気にし、練習で恥をかけない選手はいつまで経っても強くなれない。
言い訳をするとキリがない
能力やセンスよりも、日ごろの習慣が勝負です。
□「あの人がいるから、やる気がなくなっていく」という受験生がいるが、勉強できないのは、人のせいではない。その原因は自分の中にあるもの。そういう人は、勉強を妨げる原因がなくなっても、新たな原因が現れるもの。誰かのせいにしてしまう自分の心の弱さを乗り越えたとき、どんな環境でも勉強できる受験生になる。
□「いまからでも間に合いますか?」と質問する人がいるが、「間に合う」という答えを聞いて安心したいだけ。間に合うかどうかを気にするよりも、間に合わせるように努力することが大事。
□難問が出されたときに試されるのは、「知識」ではなく、「最後まであきらめない姿勢」
□プロ野球選手は、1年間で140試合もの試合に出場する。人間である以上、全試合100%のコンディションを保てることはない。ケガをしていることもあれば、雨で思うようにプレーができないこともある。しかし、プロはどんな状況下であれ、自分の力を最大限まで発揮する。体調は言い訳にならない。