自分を偽らず、素のままに生きる

・口数は少ないけれども我慢強く仕事に取り組む人もいれば、強気の発言が多いけれどいざとなれば逃げ出す人もいます。いつも丁寧な話し方をするけれど本当は冷たい人もいれば、相当激しく怒るけれど面倒見のいい人もいます。偉くなってさらに腰が低くなる人もいれば、偉くなって格好を付け出す人もいます。人それぞれの表現の仕方があり、まさに百人百様です。
ただ、ひとつ言えるのは、本当の自分を隠そうとしても、それはムダなことだと言うことです。
会社人生とは長いものです。そして、周りの人は、じっとその人のことを見ています。10年もすれば、本当はどういう人なのか知れ渡ってしまうものです。どんなに自分を偽ろうとしても、自分をよりよく見せようと飾ってみても、ほとんど意味がないのです。自分を偽るのはつらいことです。ウソが露見しないために、四六時中、気を張っていなければならない。ちょっとしたことで破綻しないかとビクビクとしている。しかも、それすらも周りの人はお見通しです。だったら、わざわざ演技する必要などないではありませんか？

君の素のままに生きてみなさい。きっと毎日がもっと楽しくなりますよ。何か、君が問題を抱えたときも、できるだけそのことをオープンにしたほうがいいでしょう。多くの人が、君に手を差し伸べてくれるはずです。

※「働く君に贈る２５の言葉（佐々木常夫・ＷＡＶＥ出版）」より加筆修正

かっこつけずにありのままを出すというのも大事なこと。
中学受験をがんばっている人は、目先の成績は置いてもガンバッテイル姿は美しいと思います。
レット・イット・ビー！！