将棋が好きになるには?
「子どもが将棋を好きになるには?」
という質問に羽生名人はこういう風に答えています。
「負けてあげること」
子ども相手に論理的に言い負かしてしまっているところはないでしょうか?
ピグマリオン効果
自分ができると信じ込んだり、期待されているときや人から褒められたときに、能力が高まるという心理学用語です。
2つのグループに生徒をわけて、片方は褒めて、片方はできないと叱るということを繰り返します。最初は学力に差がなかったのに、しばらくたつと前者のグループの成績が格段に向上したというデータがあります。
勝負の前に、このピグマリオン効果を利用しない手はありません。逆をやるのは論外です。
骨をくわえた犬
~イソップ物語~
『骨をくわえた犬が川に映った自分の姿をみた。その犬は、別の犬が骨をくわえていると勘違いして、その骨を横取りしようとしてほえた。その途端に自分がくわえていた骨を川に落としてしまった』
自分にとって大切なものを失わなければ、自分を省みることが難しいものです。その難しい理由には、時間や心の余裕がないことも理由にあるかもしれません。
大事な勝負の前には、今の自分の状況を冷静に見るもう一つの自分が必要です。