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運と縁と恩

脱皮できない蛇は滅びる

この言葉は、日本や中国のことわざではなく、ニーチェの言葉です。蛇は、古来より世界中で信仰の対象となっており、その脱皮は「死と再生」を連想させてきました。

外から脱皮を助けてあげたいと思って手を貸すことはできません。本人に「脱皮したい=新しい自分になりたい(成長したい)」という強い意志が不可欠です。

脱皮には恐怖がついてまわります。
新しい自分をつくるという挑戦は、それまでの自分を捨てるということです。しかも、新しい自分のほうが良いかどうかは、やってみないとわからないのです。

だからこそ、挑戦している子どもたちを最後まで応援し続けたい。
挑戦に打ち勝った生徒と喜びを共有したい。
と、思います。

運(うん)命の出会いをし、
縁(えん)あった全ての方に
恩(おん)有難うございました

減点主義

「日本で最も人材を育成する会社のテキスト」(光文社/酒井穣)に、こういうコラムがありました。

『~日本は何かと減点主義ですから、過去のいくつかの失敗によって、自分の可能性を過小評価しているケースも多いのではないかと思われます。とくに「能力給」という言葉が植えつけるイメージは、人間の成長にとってマイナスです。昨今、成果主義的な概念が世間で広く理解されるようになったことにより、「自分の給与=自分の能力」といった誤解が生じやすくなっているのは無視できません。当たり前のことなのですが、給与とはあくまで「労働の対価」なのであって、能力そのものを表わしてはいないのです。ところが人間というのは、長いこと同じ職場で同じような仕事をしていると、そうした状況にある自分自身を肯定するために、「自分の能力では、今の仕事ぐらいがちょうど良いのだ」と考えるようになってしまうものです。~』

自分をあきらめない。自分の能力を出し切るためには、まず自分の可能性を信じてあげることが重要だと思います。

さらに「君の能力は、そんなものではない」と叱咤激励してくれる家族や友人の存在が絶対に必要です。
→がんばれ!よりも良い言葉です。

成長とは

成長とは、経済成長などをイメージすると「大きくなること」ですが、肥満は成長とは言えません。

子どもの成長という場合は、「能力の発達」を指すかと思いますが、あえて
「できなかったことが、できるようになること」
としっかり定義付けたいと思います。なぜなら、どうしても学校や塾などの集団指導では、他人との競争になるからです。

person holding yellow and pink lego blocks
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