過去問演習の時のヒント
①時間配分
・隔週テストは前半からやればよいが、過去問は総合問題。どこに何分かけるか?何番からやるか?をチェックすること。
・最初の3分と最後の3分で何をするか?最初の3分は全体を見る、最後の3分は見直しの時間ではなく途中式を書く時間にすると良い。
②やり直し
・問題文を良く読んでいないことによる間違いなおしは最優先。
③情報に惑わされない
・倍率等で動揺しないこと。目先の点数(自分が変えられるもの)にこだわること。
・過去問はやっても点数がなかなか上がらないかも知れない。昔のほうが倍率と問題そのものが難しい可能性が高い。結果が出ない時に、頑張り続けられるかどうか。
・偏差値は上下するが、学力は上がり続けるという信念で。
④どこの学校からやるか
・基本は第一志望。ただし、壊滅したら第2志望以下にしないと学習効果は低い。
⑤目標
・満点は目指さない。
・合格者平均ではなく、最低点でよい。第一志望は、1月までのスパンで計画する。
⑥教科別勉強法
・国語=選択問題でたまたまあっていたものをやり直す。
・算数=計算1行題はやり続けて、タイムを縮めること。また、図形はねばること。
・社会=時事問題は加点して良い。
・理科=小学校の教科書を大事に。苦手な生徒は、暗記分野から。
⑦最後に
・ごまかさないこと
・自分の弱点から目をそらさないのが人生がうまくいく秘訣。
慣れる
「空はどこに行っても青いということを知るために、世界をまわってみる必要はない」(ゲーテ)
道がつく日本文化(茶道、華道、武道)のように、最初は型を身体に叩き込んでいくことが大切。だから、とりあえず真似をすることからスタート。現代人は、色々なことを考えすぎるようになっているきらいがあります。
『娘が東大に合格した本当の理由(陰山英男・小学館新書)』にも、こういう記述があります。
「よくいい実践例を聞くと、いいところを取り入れるという感想を言う人がいるが、私はこれがうまくいかない理由の一つになっていると思っている。できる限り、そのまま真似をするのがいい。なぜなら、やってみて初めて見えてくるものがあるからである。中途半端に自分流でやってしまうとそれが見えてこない。そしてうまくいかないと、その方法はあまりたいしたことがないなどと、いい加減な結論を出してしまう。やるだけやって、欠点や弱点、実行の困難さをひっくるめて評価しないと本当の価値は見えてこない。もちろん、物理的にどうしても真似できないものもあるが、出来る限り忠実に。これが私の基本である」