石川町駅中華街口から徒歩30秒
中学受験国語専門塾です

「なぜ?」疑問文を語る

疑問文というのは、世界中だいたいどの言語でも文末のイントネーションを上げることで示される。問う方がイントネーションを上げて、言語環境を「不安定な状態」にして、相手に「落として」もらうことで平衡を回復するのである。

だから、問いかけた側はいわば「うわずった状態」「答えの支えが届かないと倒れそうな状態」に同着してしまうわけである。問いかけた人間は相手の回答をじっと待っていなければならない。どんなリアクションが返ってくるか、それだけに全身の感官を集中させていなければならない。

子どもからの「なぜ?」「どうして?」、そして「相談ごと」はしっかりと向き合ってあげないと、何か大きなトラブルの早期発見に失敗してしまう可能性がある。

notes on board
Photo by Polina Zimmerman on Pexels.com