□おだやかな心は問題を解決します。怒りにふるえ悲しみに打ちひしがれ嫉妬に狂った心は問題をますます混乱させます。問題の解決は心のおだやかな時にしなさい。
– ジョセフ・マーフィー
□時が癒してくれない、悲しみなど無い。
―キケロ
受けとり側のヒントとして。
□僕はね、相手が言っていることの中身よりも、それが善意に基づいているのか悪意なのかだけを考えるんですよ。
─糸井重里
□絶対に誰かと肩がぶつかる。 生きるってそういうことだと思う。
―藤原基央
心情語を増やす
□文学的文章が出題される学校を受験する場合、気持ちを表わす言葉のレパートリーを増やすことが、豊かな表現力をつけるための近道になります。複雑な気持ちを的確に表わすための言葉を身につけるために、過去問をぜひ有効活用してほしいと思います。
□国語の文章に線を引きながら読ませる場合、単に「線を引け」と言われても苦手な子はできないのが当たり前です。説明文の場合は、①読者に問いかけになっている文、②逆接・まとめ・例示の働きを持つ接続詞、③筆者が意見を述べている部分。物語文の場合は、①登場人物の名前、②時間や場所を表す言葉、③気持ちを表す言葉などにチェックを入れなさいという風に具体的に指示を出すと良いでしょう。
□普通の小学生は、長期間にわたって主体的に学習して結果を出すことに慣れていません。ですから、ことさら強調して自分の立ち位置を見せてあげないと、長い受験勉強の途中で迷ってしまい、モチベーション低下を起こしたり、学習効率の低下をきたしたりします。学習計画や成果を「見える化」するように心がけると良いでしょう。