「おばあちゃん子は三文安い」という言葉がある。猫かわいがりしすぎて育てると、自分一人では何もできない人物になってしまいがちな現象をあらわす言葉だ。
最近は過保護の親が多くなって自立できない若者が増えたという風に言われることはあるが、こういう言葉があるということは、昔から普遍的なことであったということだと思う。
それほど、子育ては難しい。
親子間の距離感が難しい。
この言葉から、少なくとも「大変な子育てをしているのは我が家だけではない」という結論は出せると私は思う。
先回りしすぎると
推理小説を読もうとしている子どもに、犯人をばらしてしまうのと同じ。
映画を見ようとしている子どもに、クライマックスの場面を解説をしてしまうのと同じ。
物語では、自分で何もさせてもらえない操り人形のような王様が、ついに動きだす・・というストーリーがある。そして、大変な騒ぎとなるに続く。