「ママ、もっと自信を持って」(中川李枝子・日経BP)を読み直しました。
中川さんは、「ぐりとぐら」シリーズ、そして小学校の教科書に掲載されている「くじらぐも」の作者です。また、映画「となりのトトロ」の主題歌「さんぽ」の作詞も手掛けていらっしゃいます。保育園に17年勤務した中からの、お母さん・お子さんに向けての温かい視線が感じられる作品ばかりです。
・わたしがいいなと感心するお母さんは、子どもの喜びに敏感な人です。子どもは嬉しいことは必ずお母さんに報告します。お母さんが一緒に喜んでくれたら、もっと嬉しい、子どもはいいことがあったら、お母さんに知らせようと、ますます張り切るのです。そして、喜びに敏感なお母さんは、悲しみにも敏感でした。
・保育園でもたくさんのお母さんに出会いましたが、みなさん得意不得意がありました。それでいい。それこそがお母さんの個性ですから。
・今は情報が多くて、いろいろな人がいろいろなことを言う。子どもを産む前から身構えてしまう人も多い。上の世代には経験者の一家言はあるが、納得がいかなかったら、「そういう考えもある」と聞き流しておけばいいの(笑)
・子どもは知らないふりをして、大人のことをじっと見ている。
・「ママ友」って言葉、私は好きになれないのよね。友だちじゃダメなの?。母親と母親の付き合いである前に、人間同士の付き合いでしょう。