ごめんなさい

他人に謝らない人は、プライドが異常に高く、人に頭を下げると負けた気分になるのかも知れません。おそらくそれに耐え難い屈辱も感じるのでしょう。しかし、口喧嘩で「これは言いすぎたな」「口が滑って余計なことも言った」と思った時にすぐに謝罪できる人は心の大きな人です。また、他人からの信頼も受けられます。なかなかできることではないですが、親子関係がうまくいっている保護者の方自分の子供であろうが、きちんと謝るように心がけていらっしゃいます。

教え子のお母様に、「子どもに謝るということに、ためらいのお気持ちはありませんか？」とお聞きしたことがあります。そのお母様はこうお答えになりました。「子どもに『自分が悪いと思ったら、ごめんなさいぐらい何で言えないの？』と叱った時に、『お母さんは、僕に一回も謝ったことないじゃん』と突っ込まれたことがあります。自分ができていないことを子どもに言っても無理なんだと反省しました」

「ありがとう」の大事さはよく語られますが、「ごめんなさい」もそれと同じように大切なコミニケーションなのです。

100年経てば

百年経てば、私も含めて今関わりのある人たちは誰もいない。

そう思えば、悩みや悲しみさえも愛おしい。