ダレン・ブラウンという手品師(イリュージョ二スト)の話。
悩みがあるときに思い出したい。
「おもしろいのは、脳は僕らをだませることだ。きみが手品を見て、ありえないことがほんとうに起きたって思い込むときみたいに。ふだんの暮らしでも、脳は僕らをよくだます。
こわい映画を見れば、ちっとも危なくないのに、こわいと思うよね?見てもいないゆうれいを見たと思うこともあるよね?それに意地悪な子にいやな思いをさせられて、『おれは馬鹿だから、みんなに嫌われている』とか『わたしって最低なんだ』なんて思えてくることはないかな?まったくそんなことないのにさ・・・脳が、僕らをだましているだけなんだよ」
「そういうときは、頭のてっぺんをトントン軽くノックしながら、『さあ、落ち着いて』って脳に言い聞かせることを思い浮かべるといい。脳は僕らを守ろうとするんだけど、ときどき大げさにやりすぎることがあるんだ」
頭のてっぺんは、ツボだと百会(ひゃくえ)といいます。