「unlearn」という英語を思想家・鶴見俊輔は「学びほぐし」と訳しています。
学びほぐしは、セーターを型通りに編んで、それを一度毛玉に戻してから、自分の体型に合わせて編み直していくようなイメージです。つまり学んだ知識を実際に使えるように解体して作り直すと言う意味合いがあります。
「学校で勉強したものは社会では使わない(使えない)=だから学校での勉強は意味がない」と言説が出ることがあります。だいたい、その方は別の才能がおありで、学校の勉強がなくても生きていけたと言う人が多いのではと思います。(しかし、生きていけたことが死ぬまでの幸せを保証するものではありません)。
私は、学校で学ぶこと、特に中学校までの学びは基礎中の基礎が含まれていると思っています。だから、勉強することは「子どもたちのために絶対に必要なことだと思い」教育界の端っこでお金を稼がせていただき、すみっコぐらしをしています。
