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中学受験国語専門塾です

だいたいをやめよう

仕事や勉強をしていて、まだ完全には終わっていないのに、「だいたいできた」と考えることはないでしょうか?これは、脳に「止まれ!」と言っているようなものなのです。脳の働きをうまく活用するのは、物事をもう少しで達成できるということにこそ、「ここからが本番だ」と考えることが大切です。人は物事が90%できていると、それでよしとしてしまいがちです。これは、脳の「自己保存」のクセが働いて、自分を甘やかしてしまうことが背景にあります。物事を達成する人と達成しない人の脳を分けるのは、あとちょっとの部分にこだわるかどうかです。

確認テストは、合格点ではなく、満点を目指しましょう!!100メートルを走るときに、陸上部の顧問の先生はゴールの先の5メートルを目指して走れといっていました。

メール禁止

小学生のうち、とくに入試前はメールの使い方要注意です。特に必要なければ、待ち合わせの確認などは除いて、子供どうしのメールは自粛のほうが良いと私は思っています。

目の前にいて人と話をするときには、言葉だけではなく視線や身振り、手振りなど全身を使って相手にメッセージを送っている。ところが、これがメールのやり取りだとわずかな言葉しか情報がないため、勝手に行間を考えてしまって一方的に思い込んでしまうことがあります。その結果、お互いに思ってもいないことで傷ついたりすることがあります。専門的には、こうした思い込みは「妄想性認知」といいます。

メールと同じように、文字だけで一方的に情報が送られてしまうインターネット上の掲示板やブログが炎上してしまうのも、こうした言葉によるすれ違いが原因となります。

少なくとも、人には「本音」と「建前」のふたつの顔があって、とくにメールやネットの世界ではその建前の部分が伝わりやすいことを、メッセージを送るときにも、また受け取るときにも充分に理解しておきたいものです。

〜も

やらなければならない宿題や課題が全然終わっていない。しかも提出期限は迫ってくるという状況になることがあります。受験生だけではなく、社会人になるとそういうケースはもっと多いかも知れません。

つい「もう100日しか残っていない」「あと◎日しかない」と考えてしまいがちです。しかし、こんなときこそ「まだ、充分時間は残っている」と自分に言い聞かせてみましょう。「~しか」で考えるとどうしても「できていないこと」にばかり意識が向かいます。すると焦りが大きくなり、本来できることにさえ十分な力を発揮できなくなります。

あせって過去問をやってもいい結果には結びつきません。

ところがこれを「~も」に変えるように意識をすると、まずは気持ちが楽になる。心にゆとりが生まれれば、自分がいまできていることやプラスの側面も見えてくるのではないでしょうか。

ポイントカード

見える化というのは、数年前から使われはじめたビジネス用語ですが、勉強の中にも積極的に取り入れたいことです。ポイントカードや過去問シールや、小さいトロフィーなどがそれに当たります。

努力したことは目に見えません。また、結果が出るまでにタイムラグがあるものです。

だから、意図的に努力を形にするとモチベーションがアップにつながります。手帳にその日に頑張ったことをメモするなどをして活用してはいかがでしょうか。

幸せの青い鳥

転職を繰り返す人の心理状態を、幸せの青い鳥を探す「青い鳥」の童話にかけて「青い鳥症候群」と呼ぶことがあるそうです。

また、物事をオール・オア・ナッシング、白か黒かをはっきりさせるような人がいます。こうした両極端の結論を導き出してしまう考え方を「二分割思考」といいます。この傾向がある人は、他人を敵か味方かでわけてしまいがちといいます。

いずれも、志望校を決めるときの参考になります。

以外に、縁のある学校が本人に一番あっている学校だったりします。完璧(100点)の学校を探しても見つかるものではありません。 「最初にいいと思ったものが結局は一番いい」というのはよくいわれる購買心理です。

girl posing in baseball cap blue jeans and yellow t shirt
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