・子供に「なぜ勉強しなければいけないの?」と聞かれることがあります。知識が必要なのは、それによって人生の楽しみが増えるからです。サッカーを知らなければテレビでW杯を放映していても面白くも何ともありませんが、サッカーを知っていれば最高の時間になります。知識はその人の興味の範囲を広げてくれます。
・グローバルビジネスでも、「この人は面白そうだ」と興味を持ってもらえるかどうかが、実は重要な鍵を握っています。
・人の面白さの源は、「ボキャブラリー」。そのボキャブラリーは、本を読んだり、さまざまな体験をすることで得られます。
・「いまさらもう遅い」はサボるための言い訳ではないでしょうか?
・人間は感情の生き物です。感情が思考に影響を及ぼします。好感を抱いている人が「車を運転するときは制限速度を守ろうよ」と言ったら、「たしかにそうだな、さすがにこの人は良いことを言うな」と感心するのに対して、快く思っていない人が同じことを言うと、「そんな杓子定規な話は現実的じゃないよ。制限速度プラス10キロくらいは何の問題もないさ」と反発を覚えるかもしれません。子供を叱る時や励ます時にも、誰が言うかは大事な問題です。
・身近な人を目標にすると努力が続きます。人間は本質的には怠け者なので、具体的な目標やきっかけがないとなかなか努力しないものです。
・高校生以上に「おすすめの本」を聞かれた時は、「古典」を紹介しています。古典は無条件で優れた文学と言えるでしょう。どのような理由で生き残ることができたのかは個々の事情があるでしょうが、時代が変わっても価値が認められてきたわけですから、クオリティの高いものと考えて良いと思います。人智・年月の淘汰に耐えて生き残ってきたもの、人類の経験値の集積として評価されているものが古典です。
・ビジネス書では、人脈をテーマにした本が、よく売れるそうです。どうやって人脈を広げるか、どのように有力者とのパイプをつなぐかなどを説いた本は、まず大きく外れることがなく、出版社の定番商品だといいます。でも、人間関係を利害関係でしか捉えていないのは、なんとも世知辛い話です。相手を人脈としか考えない人は、自分もそう見られている可能性が高いでしょう。その意味で言うと、学生時代の友人関係は超貴重ですし、一生の財産です。
・ビジネスでも勉強でも、結局は本気かどうかが全て。(私は、本気で塾運営をしています)。