ジョージ・ルーカスやスピルバークの作品にも影響を与えた、日本を代表する映画監督・黒澤明さんの言葉。
『難所でひるんだらおしまいだ。その難所で耐え、食らいついて耐える。この努力が天災と凡才を分ける』
コロナ禍になって数年が経ちました。医療の最前線で長期間闘っておられる方々は、食らいつきながら努力を続けられていることと思います。本当に感謝です。(だから、今日も授業はこまめに換気!)
泣き虫な女子に捧ぐ
「みにくいアヒルの子」「人魚姫」「マッチ売りの少女」「裸の王様」など、世界中の子どもたちが知っている童話をつくったアンデルセン。そのアンデルセンは有名になればなるほど、苦悩したといわれます。
アンデルセンの風貌をからかうゴシップ記事が新聞に出たとき、知人にこう言われます。
「あなたは世界的名声をもっているんだから、くだらない記事なんて気にしないでいいんじゃないの?」
アンデルセンは、目に涙をうかべながらこう答えました。
「でも、やっぱり傷つくんです」
その感受性の高いハートがアンデルセンにあったからこそ、子どもたちに届く童話が書けたのです。
漫画「NANA」(矢沢あい・集英社)にも同じ表現がありました。
お弁当
女子校礼讃(辛酸なめ子・中公新書クラレ)を読みました。著者の祖母、母、妹が全員女子校出身、本人も女子学院出身ということもあり、女子校愛に溢れた本です。
横浜雙葉中学校は、次のように紹介されています。
生徒たちが自主的に考えたお弁当についてのルールの紙も張られていました。「班に入れないなど、いじわるをしない」「周りに一人の人がいないことを確認してから食べる」お弁当の仲良しグループといえば学校生活の懸念事項の一つです。誰も<ぼっち>にならないようにルールがあるとは安心です。
その他、海外の女子校事情について。
歌手レディ・ガガさんは、ニューヨークの聖心の卒業生。パリス・ヒルトン、ニッキー・ヒルトン姉妹も同校の卒業生です。
『自己管理を教えてくれてモチベーションを与えてくれたことはたしかね。教育は、私に考えるすべを教えてくれた』
男子の目を気にしないで良い女子だけの環境だったからこそ、ガガは音楽や演劇に没頭して自己表現力を培うことができたのでしょう。