アイロニック効果
アイロニーとは皮肉のこと。
心理学用では、緊張しがちな人が必要以上に「リラックスしよう」と考えるのは、逆効果になることを言います。
実験してみましょう。
「いまから10分間、シロクマのことを一切考えてはいけません」
どうでしょうか?
考えてはいけないと意識すればするほど、シロクマの映像や南極大陸の氷の様子までも頭の中に浮かんできたのではないでしょうか?
では、火災現場などでパニックになっている人に、救急隊員は何と言って落ち着かせているでしょうか。
「パニックになるのは危ない!」「落ち着け!」は逆効果。
そのことばは、ただ一言「大丈夫。」です。(「。」の部分も大切です。)
ピンチのときに「大丈夫。」。
この言葉は覚えておいて損はないと思います。
ゴジラ&ウルトラマン
「ゴジラ」や「ウルトラマン」シリーズの戦闘シーンは、ハイスピードカメラという特殊なカメラで撮影した映像をスロー再生させたものです。(関係ないですが、「エヴァンゲリオン」というアニメは、ウルトラマンの戦闘シーンをオマージュして作られていいるそうです。)
スロー再生をすると、土煙もゆっくり立ち上るし、怪獣の動きもその大きさや重さを感じさせるものになります。
人間に置き換えると行動はキビキビ、そしてこころの中は「ウルトラマン」のようにゆったりと、というのが理想ではないでしょうか?
おまけ:よく言われることですが、誰かとしゃべっていてゆったりの反対で、相手が「早口になったら」その部分はウソである可能性が激高です。