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アートの世界


茂木健一郎さんの著書「どうすれば頭がよくなりますか?13歳からの進路脳」が、日本大学藤沢高等学校の入試で扱われていました。私学は、リベラルアーツを大事にしていますという、きょう持でもあると思います。将来のノーベル賞受賞者のために紹介します。

<1949年に日本人として初めてノーベル物理学賞に輝いた湯川秀樹さんは、本当に「教養人」と呼ぶにふさわしい人だったと思う。(中略)湯川秀樹さんが育った家庭は京都の学者一家で、小さい頃から祖父に孔子の「論語」や司馬遷の「史記」を漢文で読まされていたという。実際、ご兄弟には東洋史の研究者や中国文学の研究者がいらっしゃる。>

数学者の中には絵画(アート)を勉強するとよいという人もいます。小学校から高校までの勉強で気をつけたいのは、「入試の科目だけを頑張ればいい」というふうに短絡的に考えないことです。また、いろんなジャンルの読書をおススメ。(学校に図書館があるのは、本当に恵まれた環境です)

お釈迦さまのことば

<琴の弦は締めすぎると切れてしまう。締め方が弱いと音も悪い。

琴の弦は中くらいに締めるのがちょうどよい>


自分の中のエベレスト

登山家の栗城史多さんは、山登りを通して苦しみには3つの特徴があることに気づいたと言っています。

①苦しみと闘おうとすればするほど、その苦しみは大きくなっていく。

②苦しみから逃げても、どこまでも追ってくる。

人間の身体器官の中で、酸素の使用量が一番多いのが脳。そのため、苦しい時に焦ったり、いきりたったりすると、脳がどんどん酸素を消費してしまいます。7500m以上の世界では、少ない酸素をいかに無駄なく取り入れるかが大切なので、本当に苦しいときはあえてそこで「ありがとう」と言いながら登ると良いと栗城さんは言います。

③苦しみは必ず喜びに変わる。

高尾山のような低い山は簡単に登れてしまうので、登頂してもあまり感動は湧いてきません。しかし、8000m峰を登頂したときは、それまでの苦しみは大きい分、得られる達成感も半端じゃありません。だから、苦しみは決して悪いだけのものではない。

shallow focus photo of paint brushes
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