大手塾の場合は、成績別のクラスに分けて指導することがほとんどです。これは、指導上の効果に加え1クラスに収容できる人数には限界があるので物理的なことが理由でもあります。しかし、このクラス分けについては何を基準とするか?頻度はどのくらいかは、塾
によってまちまちです。さらに席順までもが成績で決まる塾もあります。
クラス分けについては、お子さんの性格によってもプラスになるかマイナスになるかが決まってきます。負けん気が強くて頑張れるお子様やゲーム感覚で楽しめるお子さんにはプラスになります。(最近はこのタイプのお子さんは少なくなってきているという実感があります)。
一方で、気が弱かったり、神経質だったり、そもそも人と競争するのが苦手なお子様には、このシステムはつらいものとなるでしょう。友達と同じクラスになれなかった、後から入塾した生徒に抜かれてしまったということに過度に振り回されないことが継続して塾に通い続ける上では大事なことです。
また、親御さん自身が、こうした序列にいちいち振り回されないだけも強さがあるかどうか?を塾を決める上でのポイントの一つです。塾を辞めたり、転塾したり、そもそも受験をしないことにするキッカケが、クラスが下がったときというのは実は多いのではないでしょうか?私は、適切なクラスで学習を進めることが合格に近づくことになると思いますので、キッカケとなるのは残念なことではあると思います(もちろん理由は複合的な内容だと思いますが)。
もし、上記のような決断がクラス分けを要因とするのであれば、そもそも塾決めの時にお考えいただいても良かったのではないかと思います。これからの塾選びのヒントに!
