手に入れた情報が信頼できるかどうかわからない時に、他の情報と付き合わせて調べる必要がある。これを「クロスチェック」という。ある情報を別の情報源でさらに評価し、間違いや嘘のある情報を排除するやり方である。似た言葉に「ダブルチェック」という言葉があるが、これは同じ方法で2回チェックをするやり方だ。この2つを比べると、前者の方が結果の信頼度が高い。
具体例で考えてみる
・志望校に関してSNSで批判的な記事が多かったので、本当に受験していいのか心配になった。そこで、さらにS NSでの記事を探すのではなく、ベテランの塾の先生にお伝えして、学校側や卒塾生に取材してもらったところ、偏った情報であることが判明した。
算数の計算問題も、同じ解き方で解き直すよりも、別のやり方で解き直して検証してみるというやり方もある。また、社会科や公立中高一貫校の入試問題では、複数の文章からの読み取る問題も増えている。最近は国語でも複数文章での出題も見られるようになったのは、情報時代を生き残るための力が見たいという表れである。
いずれにせよ、大事な決断に関わる情報に関して「クロスチェック」を意識しておいて損はなし。そして、中学受験において最も重要なのは、入試要項のダブルチェック。