スタンス

優秀な対談者は、初対面の際に「こちらが信頼できるか否かの質問」をしてくる。テニスでいえば、コートの端から端まで走らされているような感じ。これはお互い様なので、ラリーの応酬となる。相手がどれくらいの知識レベルの人か、専門用語でしっかりとディベートができる相手なのか、そもそも内容を語るべき経験値やバックボーンがあるのか？を見極めるための質問である。そのラリーによって、「この人はしっかり球を返せる人だ」と判断されると、質問がいきなり深掘りモードになる。ここからが、本当の対談。

深掘りモードが作れないであろうと予測される人とは、生意気かもしれないが、私が対談を行うことはない。時間がもったいないのと私に学びがないのは勘弁して欲しい。（お付き合いで、youtubeなどに極たまに出ることもありますが、2025年の時点でまだ片手ぐらい）。また、お金をいただいている仕事と差別化したいと言うことと、本当に重要（合否に関わる）な受験情報は「うちの生徒」だけに伝えるのが誠実だと思うからである。特に、生徒を抱える塾として最後の部分を大事にしたい。