「スパイラル型のカリキュラムってありますよね。それぞれの単元を完全に理解していなくても取り合えず先に進んで、何度も繰り返すことで定着させていくという。でも、これは女の子には全然ダメです。女の子は基本まじめだから、ひとつひとつ理解しないと不安になって次に進めない。もちろん個人差が大きいですから、なかには男の子と同じようにスパイラル型でもパーっとできてしまう子もいるのですが、現場で教えている感覚から言わせてもらえばそういうタイプの女の子は1割いるかいないかですね。女子が理科を苦手なんじゃなくて、私たちから言わせてもらえば教え方が悪いんですね。きちんと寄り添って教えてあげれば伸びるんです」
関西伝統校である四天王寺中学(女子校)稲葉先生の言葉です。
大手塾のカリキュラムもどちらかというと男の子目線で作られていることが多いと感じます。だからこそ、まずは出来ているところをしっかりと確認して納得させてから進ませることは大切です。(反抗期と合わせないといけないので、ミッションインポッシブルですが)