・教育で一番気をつけなくてはいけないのは、タイムラグがあること。親は、今のじぶんの生活や仕事をしているなかで「欠けているな」と思ったことを子どもに求めるということがある。
・子どもと同じ年齢のときの自分を思い出しながらしゃべったら間違いない。
・子どもは思春期になったら、親から離れなくてはならないと本能で感じ始める。しかし、自分には生活力がないという葛藤や不安が、一番訴えやすい相手に向けられて反抗になる。
・どういうタイミングで親離れをするかというのは、自分がいつ親離れをしたかを思い出してみると良い。例えば、異性の親とお風呂に入らなくなった時。
・子どもの様子を観察する一番の方法は、友達をつれてこさせること。付き合っている友達がそこそこまともだったら、反抗期が来ていても安心してよい。
北鎌倉女子学園理事長(元開成高校の校長)の柳沢先生と対談したときのメモです。前職の会社が削除していますが、ユーチューブ配信もしており、多くのアクセスがありました。(渋田)
深海魚問題
・開成は中1の中間試験が終わったあとにアンケートを取る。あとは10月。学校では、楽しいと思ってもらえるようにスケジューリングして、生徒一人一人に居場所が見つかるようにしている。学校に来るのが楽しければ、平気。290番台の子でも、実際に東大に行く生徒もいる。
難関中学にまぐれで合格したら、ついていけなくて苦しむ生徒がいる。だから、力相応の学校に入学した方が良いという教育関係者がいますが、私は反対する立場です。まずは、まぐれでは合格はしないということと、各学校がいろんな工夫で成績が思わしくない生徒のケアをしています。もちろん、成績が良くなくて悩んでいる生徒もいるかとも思いますが、第一志望ではない学校に入ったとして余裕でよ上位の成績が取れるほど甘くはありません。また、中学入試の勉強と中高の学びは同じではありません。(渋田)