「対話のトリセツ」(講談社α新書・黒川伊保子)を読みました。
・脳には「遠くの一点に集中する」タテ型回路がある。この回路は聴覚とも連携していて、野球選手は、ボールがバットに当たる音で、どこに、どれくらいの速さで飛んでくるかを予想する。一方で、「近くを満遍なく見る」ヨコ型回路がある。身の回り半径数メートル以内を綿密に感じ取って、針の先ほどの変化をものがさないと言う機能だ。
・タテ型回路優位の人は、目標に意識が集中できるので家具の組み立てが得意。ヨコ型回路優位の人は、やかんのお湯が沸くまでに、あれもやっておこうとマルチタスクができるので料理が得意。
・「ダイハード」のブルース・ウイルス演じる刑事マクレーンは毎回、テロリストと死闘を繰り広げて家族を救いだす。しかし、目的思考型のタテ型回路らしい口を利くので、家族の評判はすこぶる悪い。
大事なことは、タテ型優位の人とヨコ型優位の人がいるということを知っておくこと。そういう相手もいるということを踏まえておくと、ストレスが減る。
