19世紀に書かれたナイチンゲールの「看護覚え書き」には、重病人に対して余計なおせっかいなアドバイスをして困らせる事例が出てきます。善意でやってしまう人は、それがその人には裏付けのある成功事例だからです。自分や自分の家族には効果があった事例を、それが「誰にとっても」効果があると勘違いしているところが大間違いです。
経済評論家の森永卓郎さんが、2023年12月に膵臓がんを患われたことを公表されました。がんを公表されてから「この治療をやれ」「この食事法が良い」というアドバイスが、何と二千件も届いたと言います。
中学受験の世界、特にネットの世界でも同じような現象が起きています。このブログで何回も書きましたが、ここ最近の状況に危惧を抱いています。教育に関しては、たくさんの人が「なんちゃって評論家」になりがちなので注意です。
これだけは信じて良いかも
免疫力は前向きな気持ちになるだけで高まる。