プロボクサーの畑山隆則さんの話
「子どもが天国でいられるのは、親と一緒にいるときだけですよね。親と離れたら、子どもはサバンナの草原にいるようなもの。足が折れた草食動物は肉食動物にすぐ食べられてしまうでしょう。過保護に甘やかしたら、つらいとき、苦しい時にそれを乗り越えることができない。だから、子どものうちから訓練することは大切だと思うんです。ハングリーって言葉は今や死語かもしれないけど、自らをハングリーに追い込める強い精神力を育てるのは、親の責任だと思いますね」
過保護とは、「保護の過分」ではなく「保護の過ち」かもしれない。