『人生に革命が起きる100の言葉(アルフレッド・アドラー/ダイヤモンド社)』より。
「あなたが劣っているから劣等感があるのではない。どんなに優秀に見える人にも劣等感は存在する。目標がある限り、劣等感があるのは当然なのだ」
⇒劣等感は「人よりも大きく劣っている人特有」のものではありません。周囲からは完璧に見える人、優れて見える人も、皆等しく持っている「主観的」なもの。それが劣等感なのです。あなただけが持っているものではないのです。
「劣等感を言い訳にして人生から逃げ出す弱虫は多い。しかし、劣等感をバネに偉業を成し遂げたものも数知れない」
⇒ベートーベンは耳が聞こえませんでした。画家のモネは目がよく見えませんでした。二宮尊徳は、ろうそくの灯で勉強していたところ「農民に学問は不要だ、火を使うな」と叱られ、自分で菜種を育て、菜種油の火で本を読みました。
「人は正しいことをして注目されないと、時に『負の注目』を集めようとする。人生をみじめにするような努力はやめるべきだ」
⇒人は「ほめられる」という「正の注目」を得られないとわかると、「叱られる」という「負の注目」を集めようとします。マザー・テレサは「愛情の反対は無関心だ」と言いました。無視されるぐらいならば、叱られるほうがいい。子どもはそのように思うのです。
松尾芭蕉
松尾芭蕉の俳句
「草いろいろ おのおの花の 手柄かな」
中学入試の頻出作家、静岡大学教授の稲垣栄洋さんはこう言います。
<優れたものしか生き残れない、それが自然界の厳しい鉄則である。もし、黄色い花が優れているのであれば、世の中の植物はすべて黄色い花になるはずである。春に咲くということが優れているのであれば、秋に咲く花はすべて滅んでしまうはずだ。>
比べるな。優劣をつけるな。
花は自分を誰とも比べない。
だから、美しい。
バッテリー
「バッテリー」(あさのあつこ)
以前は、中学入試の頻出作品に何度もあげられていました。このシリーズは、ぜひ読破を狙ってほしいと思います。下は「Ⅱ」より。ちなみに、ロッキーもドラクエも映画ガンダムもⅡが好きです。
<好きなことだけしてすごせられない人生。そういうものが現実なんだろう。あまくない「現実」なのだ。ときに憂鬱になることも、鬱陶しく感じることもあるけど、がまんできないほどのものじゃない。たくさんの現実と折り合いながら、夢がかなうならそれでいいじゃないか。(なんで、そのくらいのことができんのじゃ)>
「ジョジョの奇妙な冒険」も第2部が好きです。