ハンガリーの教育心理学者ラズロ・ポルガーは「天才は 後天的なもの」と考え自分の娘に独特の教育法を施し、3人の娘たちをチェスの天才に引き上げました。チェスの勉強は、2歳を過ぎてから。小学校にも行かずに、1日5時間以上の訓練を行なったそうです。
この実験の結果が気になりますが、三姉妹は国内および国際的な大会で数々のタイトルを獲得しました。ジュディット・ポルガーは特に、グランドマスターとして知られ、男性のトッププレイヤーと互角に渡り合うことができました。
個人的には、ポイントは三つだと思います。
①1万時間の法則という言葉があるが、積み重ねた時間が大きかった。
②長時間のチェス漬けの日々ではあったが、ポルガーは「楽しませること」を心がけた。
③体力育成にも心を砕いた。
示唆に富む話だと思います。